中古ビジネスフォンを購入する時の注意点は?
最近はお店やインターネットなどでも中古のビジネスフォンが出回っています。
さて、中古のビジネスフォンって何を基準に何を注意して選べば良いのでしょうか? |
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概 要 |
中古ビジネスフォンの単純な話からすると安い機種は古い機種となります。
我が社や、うちの取引先はあまりに古い機種は廃棄してしまいます。
中には、10年以上経過したいつ壊れても不思議がないような機器を、工事費だけでOKなどと謳って販売しているケースもあります。
この場合は、価格、費用が安くても要注意です。
機種によっては、今の電話回線のサービス(ひかり電話など)を使えない場合もあります。
自社の工事の時に出る撤去品を、きちんとその事を伝えずに「安いですよ!」と販売している場合もあります。
運が良ければ、数年間使う事が出来るでしょう。
でも、下手をすると設置が終わりこれで仕事も出来るようになった、と思ったらすぐに故障という場合も有ります。
新品ビジネスフォンも、中古ビジネスフォンもどちらも扱っている販売店であれば、仮に中古で必要な機器が全て揃わなくても、新品を織り交ぜてビジネスフォンのシステムを組む事が出来ます。
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機 器 構 成 |
中古のビジネスフォンでも、新品のビジネスフォンでも基本的な機器構成は同じになります ⇒ ⇒基本的なビジネスフォンの構成品
主装置があり、制御ユニット(マザーボード)、外線ユニット、内線ユニットなどの各種ユニットが実装されて、その機能を果たします。
一般の販売業者は、電話機の互換性なども理解の上で販売をしていますが、中にはセットで入荷したものを、何も考えずにそのままセットで販売をしている場合も有ります。
こうした場合、稀に主装置と電話機が同じ機種ではなく、機器構成的に正常に使えない場合も有ります。
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販 売 傾 向 |
セット販売されているような機種は、主に外線8回線(8ch)、電話機20台程度までの機種が主流となります。
それ以上の、大容量タイプの主装置はあまり豊富には流通していません。
中には、色々と揃えている販売業者もあります。
最近では、リースの事故物件(倒産など契約満了前に引き上げる機器)などで、結構新しい機種が売られている場合も有ります。
ただし、往々にしてビジネスフォン業者がISDNユニットなどを買いあさってしまい、ユニットが希望通りに揃わない事があります。
噂によると、そうした中古の機器を仕入れて新品と称して販売している業者も存在しているようです。
古い、または大量に流通している商品は安い、新しい、希少価値のあるものは高い。
という事になります。
注意すべきは、比較的に新しい機種でも設置工事のスキルが低い場合はその機能を充分に発揮できるような設定が出来ない場合も有ると言う事です。 |
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注意すべき点 |
結局は、その販売店の考え方、姿勢が一番大切なことは言うまでもありません。
必ず、確認すべき点は保障内容と、万が一納品された機器が不良だった場合の対応です。
通常は、不良品のみの交換となりますが、場合によっては商品全て交換という事もあります。
例えば、主装置が不良で交換する商品が無い場合なども考えられます。
制御ソフトのプログラムのバージョンにより、機器が使える使えないといった問題が起こる場合も有ります。
ひかり電話や、IP回線を使う場合はそれに適合しないユニットが組まれている場合もあります。
ビジネスフォンの知識を、きちんと持った業者から購入すべきであることも言うまでもないことでしょう。
可能であれば、安いからといってあまり古い機種を購入する事はやめた方がよいでしょう。
ある意味、新品を購入するよりも中古ビジネスフォンの方が、見る目、知識が必要かもしれません。
新品でも、中古でも、信頼出来る販売店から購入すべきです。
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