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ビジネスフォンとは (ボタン電話・PBX・SIPサーバー)

会社や工場などで一般的に使われている電話の装置をビジネスフォンといいますがそれは一体どのような装置なのでしょうか?
(現在の法廷耐用年数は6年です)
 家庭用の電話機は、一般的に電話回線と電話機の台数は1対1で使用します。

 ISDNで2回線分、同時に2台の電話機で通話が可能と言っても、電話機2台で使っているというご家庭は少ないと思います。

 会社で、これと同じように使ったら膨大な電話機回線数が必要になります。

 そのための、配線量も増え設備も色々な部分で余計に必要になります。

 これは、明らかな無駄です。

 電話回線を、最低限の回線数(チャンネル数)で共有をして使用すれば、無駄な設備も配線も必要なくなります。

 必要な場所に、電話機だけをおいて回線や機能はみんなで共同で使用する。

 留守電機能や転送機能、電話番号の使い分け、FAXの回線も電話と共有したり、携帯電話やPHS、パソコンと連動して使ったりと、色々な機能を社員みんなで共有し、社内やお客様とのコミュニケーションをとり易くします。

 そのための、装置がビジネスフォンです。
 その為には、電話回線(外線)と内線(電話機)を同時に制御するための制御装置が必要となります。

 その装置が、下のような主装置、PBXの本体と言われる装置です。
 
NEC AspireWX主装置
この中に、回線や電話機をコントロールするための色々な構成部品を入れて使用します
主装置

 パソコンと同じように電源、マーザーボードと言われる基盤が最初から入っています。

 メーカーによっては、更に多機能電話機8台、FAXなどの単独電話機と言われる端末の接続回路が最初から搭載されています。

 この手のタイプが、最大制御容量を越えると主装置の交換が必要となります。

 外線、電話回線用のユニット(部品は)必要に応じて搭載していきます。

 内線電話機の増設、構内放送、構内PHS、携帯電話機、通話録音などオプション機能も必要に応じて必要な部品を搭載していく事で追加が出来ます。
ビジネスフォン、PBXで使う主なユニット(構成品)
CPU(制御ユニット)
メーカーにより、選択できない場合もあります。
ビジネスフォン全体の統率、制御を行ないます。
外線、内線電話機の制御台数により選びます。
場合によっては、使用する機能によっても分かれる場合があります。
外線ユニット
ビジネスフォンで使う、電話回線(外線)を制御するユニット
アナログ回線、INS64回線、INS1500回線、専用線と使う種類のより変わります。
品名、型番のどこかに何回線接続する事が出来るかという数字が入ります。
最大で何枚、何回線まで使えるかは機種、CPUにより変わります。
多機能電話機ユニット
 ビジネスフォンでよく使われるボタンがたくさん付いた電話機が多機能電話機と言われる電話機です。
                  

 このタイプの電話機を接続するためのユニットが多機能内線ユニットと呼ばれます。
 最近では、シングルモードと呼ばれる構内PHSのアンテナも接続出来る機種もあります。
このユニットも、品番、型番のどこかに電話機が何台接続出来るかの数字が入っています。
主に、8台、16台、24台用のユニットがあります。
最大搭載数は、外線と同じく機種、CPUにより変わります。
単独電話機ユニット(単独電話機アダプター)
 ビジネスフォンで、受付け用のデザイン電話機やFAXをシステムに接続して使う場合に搭載します。
 複数台数が接続出来るユニットの場合もあるし多機能内線ユニットから1台分だけ接続できるアダプターの場合があります。
 規模の大きい会社などではFAXを複数台数、例えばフロア毎に設置されているFAXを接続して内線FAXという使い方をする事も出来ます。
 会議室などで使う、会議用の専用端末などを接続する事もあります。
留守電・ボイスメールユニット
 ビジネスフォンで留守電機能やもっと高度な留守電機能や通話録音機能などを使う場合に搭載します。
 AspireXでは、ボイスメールは標準搭載、最近の小容量タイプの主装置も留守電機能は標準で搭載されている場合が多くなりました。
IP回線用ユニット(VoIP)
 NTTのひかり電話や、フュージョンIP、OCNドットフォンなどの回線を接続するためのユニットです。
 メーカーにより異なりますが、小容量タイプではキャリア(通信会社)によりユニットが変わります。
 ISDNやアナログ回線用のユニットでも使う方法があるのでケースバイケースで使用します。
 何でもかんでも内蔵すれば良いとは限りません。
構内放送(ページング)・ドアホン用ユニット
 ビジネスフォンの、電話機からの操作でドアホンに応対したり電気錠を開閉したり、工場や倉庫ではアンプ、スピーカーと連動して放送をする事が出来ます。
 そういう必要がある場合に使うユニットです。
メーカーによっては、内線ユニットからアダプターで接続出来る場合もあります。
 他にもPHSのアンテナ用などのオプションユニットがあります。
 必要に応じて主装置にユニットを搭載してビジネスフォンというひとつのシステムを作っていきます。
 どういう種類のユニット(部品)があり、自社で何が必要なのかがわかれば提出された見積内容もある程度の判断が出来るかと思います。

ビジネスフォンで使える電話機の種類
多機能内線電話機
ビジネスフォン・PBXで、一般的に使われている機能ボタンがたくさん付いた電話機です。
ボタンの設定などにより様々な使い方が可能です。
NEC漢字表示電話機DTL−32D−1D(BK) 
単独電話機
 FAX、複合機、デザイン電話機、家庭用電話機、会議用電話機など直接電話の回線に接続して使う各種の端末を内線として使う事が出来ます。
PHS
メーカー純正の多機能PHS、ウィルコム、楽天モバイルのPHSを内線電話機として使う事が出来ます。
ウィルコム、楽天モバイルは特定の機種のみとなります。
                
公衆契約、070番号をとれば外出先でも使う事が出来ます。
携帯電話機
NTTドコモFOMA(onefone)、auE02SAは無線LANの端末として内線電話機で使う事が出来ます。
一般の携帯ショップでの取り扱いはありません。
ソフトフォン
パソコン上で動作する多機能電話機、ソフトフォンが使える機種もあります。
メーカー機種により動作は変わりますがどこのメーカーも撤退方向にあります。
その他の端末
ドアホン、テレビドアホン、ナースコール、ガイドフォン、電気錠、セキュリティシステムなどとも連動させて使う事が出来ます。

 ビジネスフォン、PBXで使える機能は多少の差が有りますが、どこのメーカーどの機種でもさほど変わりは有りません。
ビジネスフォンの主な機能
ダイヤルイン制御(モデムダイヤルイン・PBダイヤルイン)
 着信した番号によりビジネスフォンの動作を制御する方式1000番にかかってきたら会社の代表番号として電話機のボタン1を光らせてベルを鳴らすとか2000番にかかってきたらFAXへ着信させるというような使い方が可能。

 最近のISDNとかひかり電話の制御はほとんどがこの方式で使われるようになってきています。
ナンバーディスプレイ(ネームディスプレイ)場合によりNTTへの申込要
 外線着信時に、かけてきた相手の番号(名前)を表示させる機能。
 ビジネスフォンの短縮番号登録と連動して相手先の名前を表示させる事が出来る場合もあります。
外線転送(自動・手動)
 かかってきた電話を、ビジネスフォンの設定により自動的に他の場所へ転送する事が出来ます。
 一度、電話を受けて応対した後に他の場所へ手動で転送する事も出来ます。
 例えば、外出先の営業の携帯に電話をしてみて、電話がつながる事が確認出来たら転送操作をするといった使い方が出来ます。
ハンズフリー(外線・内線)
受話器(ハンドセット)を持たずに電話が出来ます。
機種により外線通話も出来るもの、内線のみのもの、使う時には別途部品が必要な場合などがあります。

オフィス移転時のビジネスフォン、LAN工事
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